前回「久々のマレーシア」の題で昨年(2022年)12月のマレーシア出張について書きましたが、この出張の際に日本もマレーシアも出入国にスマホが欠かせないことを痛感しました。
まずコロナ対策でもあるのですが、出入国にあたり新型コロナワクチンの接種証明書が必要です・・と言われました。しかも外国でも提示の可能性があるので英文の証明書が必要です。必要なのはスマホ、マイナンバーカード、パスポート(日本語のみの場合はパスポート不要)。スマホもそうですが、マイナンバーカードを持っているかいないかは、こういうところでも利便性に差が出てきているようです。但し、先に「必要・・と言われました」と書いたのは、結局どこでも一度も提示を求められませんでした。まぁ、「お守り」みたいな
もんですね。
次に、在マレーシア大使館のウェブサイトに、渡航前にマレーシア保健省による「MySejahtera」アプリをスマホにダウンロードしておくように、と12月の時点で記載がありました(現在はそれほど重視されていない模様)。日本でも少し前まであったCOCOAみたいなものですが、せっかくアプリを入れたのに現地で提示を求められることも何か警告が出ることもなく、こちらも「お守り」。行く前に英語とマレー語の説明に四苦八苦しながら、やっとも思いでダウンロードした時間を返せ!
最後に帰国時のVisit Japan Webへの入力、これはやっておいてよかったです。入国手続きのオンラインサービスですが、「Visit Japan」だから帰国する我々には関係ないんだろう・・とタカをくくっていました。ところが、一緒に行った同僚から、我々もこれを事前に入力しておかないと日本へ入国する際に大変!と聞いて大急ぎでスマホを使って入力しました。これは「検疫」・「入国審査」・「税関申告」を一遍に事前にできるシステムで、昨年11月からスタートしたようです。入力に結構時間も労力も掛かりましたが、何とか帰国便搭乗の前にできてホッと一安心。11月施行で12月の出張とまだ出来立てのホヤホヤとはいえ、事前に情報をキャッチした同僚に感謝、感謝でした。帰国後さっそく職場の担当部署へこのことを報告したので、後に続く海外出張者に注意喚起してくれているようです。なお、Visit Japan Webのサイトは https://vjw-lp.digital.go.jp/ja/ です。ご参考まで。
このようにもう海外へ行く際にスマホは欠かせません。現地でSIMカードを購入してその国での国内通話にも使うし、おいしい食べ物屋さんも探せるし・・。若者だけではなく、我々おじさん・おばさん世代ももはやスマホ無しでは何もできず。これでいいんだろうか?と思う反面、もう時代の流れには逆らえませんね。
(田中良平)